こんにちは、やっちゃんです。
比較演算子と論理演算子についてです。
比較演算子
数学で扱う『=、≠、≻、≺、≧、≦』の記号は、Pythonではどう扱うのか解説します。
符号の関係性について比較対象の数字がTrueなのか、Falseなのかで答えを明示していきます。
注意するべき点は等符号(=)の使い方が数学とPythonコードでは違うことです。
等しい、同じ値である(==)
1 |
10==10 |
→True
1 |
10==5 |
→False
*比較演算子として等価であることを示す場合には『=』ではなく、『==』を使うことに注意。
『=』は代入と言う意味です。x=10のように用いる場合は「xは10である(等しい)」と
考えるのではなく、10がxに代入されたと読むようにしましょう。
非等価、異なる値である(!=)
1 |
10!=5 |
→True
1 |
10!=10 |
→False
*非等価(≠)であることを示す場合、Pythonでは『!=』を使います。
≠ではないので注意しましょう。
より大きい(≻)
1 |
10>5 |
→True
より小さい(≺)
1 |
5<10 |
→True
以上(>=)
1 |
10>=10 |
→True
1 |
10>=5 |
→True
*数学では「以上」の意味で用いる符号は『≧』ですが、
Pythonでは『>=』を用います。
以下(<=)
1 |
10<=10 |
→True
1 |
5<=10 |
→True
*数学では「以下」の意味で用いる符号は『≦』ですが、
Pythonでは『<=』を用います。
論理演算子
論理演算子には『and』、『or』、『not』の3つがあります。
たとえば1==1という関係性をA、3==2という関係性Bとします。
このAとBをA and B や A or B そして not Bといったように表現した時の 正否を
先ほどと同じようにTrueかFalseか明示します。
A and BがTrueであるにはAとBが両方Trueである必要があり、
A or BがTrueであるにはAとBのどちらかがTrueであればOKです。
そして、not BがTrueであるにはBがFalseである必要があります。
先ほどの例でいえばA and BはBの3==2がFlaseですので
1 |
1==1 and 3==2 |
→Flase
A or BはBの3==2がFlaseですが,Aの1==1がTrueですので、
1 |
1==1 or 3==2 |
→True
not BはBが3==2でFalseですので
1 |
not 3==2 |
→True
まとめ
比較演算子と論理演算子について解説しました。
最後に比較演算子のまとめ表を載せておきます。
数学 | Python | 意味 |
= | == | 等価 |
≠ | != | 非等価 |
> | > | より大きい |
< | < | より小さい |
≧ | >= | 以上 |
≦ | <= | 以下 |
==を等価、=を代入と扱うことに慣れれば、問題なしだと思います^^。
Pythonでの比較演算子の紹介でした^^。
コメント